肩関節関節包について

肩関節は上腕骨と肩甲骨だけでなく鎖骨とも骨性の関係を持ちます。また、それらに付着する各種軟部組織により構成されています。

軟部組織には筋肉、腱、靭帯、滑膜、関節包、滑液包などがあります。

今回はその中から関節包についてまとめていきたいと思います。

     



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関節包とは?

関節包とは、近位が関節唇の周囲、遠位が大・小結節から解剖頚にかけて付着しています。一部の肥厚した部分を関節上腕靭帯と呼び、この部分は弾性が高いといわれています。

関節包と関節上腕靭帯は区別が難しいと言われており、両者を合わせて関節包靭帯と呼んでいます。

関節包の役割

肩関節関節包の生理的な弾性と、関節内圧が陰圧であることで肩関節の静的な安定を得ています。また腱板の張力が関節包の緊張を高めることでさらに安定化を高めています。

関節包の緊張

下垂位では上腕骨長軸に対し対して約45°外上方から内下方にかけて斜めに付着しています。したがって、肩甲骨面上で45°外転した肢位が、関節包全体の緊張が最も均一な状態となります。



1.前上方関節包:第一肢位で肩関節外旋で前上方関節包、SGHL、烏口上腕靭帯が緊張する。これらの組織の役割は第一肢位における骨頭の前方不安定の制動と言われています。



2.前方関節包:肩関節を軽度外転位で外旋すると、前方関節包とMGHLが緊張する。これらの組織の役割は軽度外転位での骨頭の前方不安定性を制動すると言われています。



3.前下方関節包:肩関節第二肢位で外旋すると、前下方関節包とAIGHLが緊張する。これらの組織の役割は第二肢位における骨頭の前方不安定を制動すると言われています。

 


投稿日:2015-03-05 | Posted in OT通信No Comments » 

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