発達障害とSST


SSTとは社会生活技能訓練などとも呼ばれることがあり、認知行動療法と社会学習理論を基盤にした支援方法の一つです。

社会の中で,相手から自分の望むような反応を得るためには,一定の認知や行動のスキルが必要です。人によっては何の苦もなくできることでありますが、一部の方にとっては訓練をして、初めてできるようになることです。

例えば発達障害の方などは自己観察ができない方が多く、「急に怒られた」と訴えることがあります。つまり、怒られる前に自分が何をやったのかを覚えていないという方が多くいます。

対人コミュニケーションにとって必要な、空気を読む、相手の気持ちを考える、状況を臨機応変に判断すると言ったことが苦手なため、思ったことを正直に口に出してしまったり、ウソを真に受けだまされたり、対人関係につまづき易くなってしまう傾向があります。

自分に何か問題があるが、そもそも何が悪いのかが分からないという方の場合は、集団療法を活用し周囲の方の対応などを見ることで気付くこともあります。そのようなときに,必要な知識を与え,練習できるように支援の順序とコツを定め,構造化した支援の方法がSSTになります。

 

SSTで用いる方法例

〇教授
そのスキルがなぜ必要か、そのスキルが身についているとどのような効果があるかを言葉や絵カードなどを用いて説明して教える。

〇モデリング
手本となる他者の振舞い(スキル)を見せて学ばせる。または不適切な振舞いを見せて どこに間違いがあるかを考えさせる。

〇リハーサル
スキルを先生や友達を相手にして実際に練習してみる。主にロールプレイングの手法が用いられる。

〇フィードバック
行動や反応を振返り、それが適切であれば褒め、不適切であれば修正の指示を行う。

〇般化
教えたスキルが指導場面以外のどのような場面(時、人、場所)にでも発揮できようにする。


リハガクでは12月20日に作業療法士でありSST普及協会認定講師でもあります足立 一先生をお招きし「作業療法士が教える!実践的SST講座」と題したご講演をしていただく予定となっております。

またNPO法人 障害者スポーツ Friendly Action様主催で2016年1月9日に韓国でご活躍の作業療法士をお招きし「韓国における発達障がい児・者への支援の実際と課題」といった内容の講演がありますのでこちらもご興味のある方は是非ご参加してみてください。



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投稿日:2015-10-29 | Posted in OT通信No Comments » 

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