頚髄損傷に対するリハビリテーションの可能性〜アフォーダンス・生態心理学の視点を交えて〜

本日は大阪にてリハガクセミナー「頚髄損傷に対するリハビリテーションの可能性〜アフォーダンス・生態心理学の視点を交えて〜」を開催致しました。

神奈川県立保健福祉大学教授の玉垣努先生に講師を務めていただき、アフォーダンスや生態心理学を基にした頸髄損傷に対するリハビリテーションの考え方や介入方法の実技、動画を用いた訓練の紹介などを丁寧に解説していただきました。
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残存機能から予測される動作レベルよりもはるかにパフォーマンスが高い「スーパー頸損」を例に出し、なぜこれらの方々ははチェアスキーを乗りこなすことができるのか?なぜ車椅子ラグビーのような激しいスポーツをすることができるのか?という疑問を解説していただきました。
知覚と行為の関係性の理解からダイナミックタッチ、リモートハプティクについて順を追ってわかりやすく説明していただき、セラピストが介入していくヒントを提示していただきました。

実技では様々な質問や驚きの声があり、とても活気のあるセミナーになったと思います。
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先生の「セラピストの限界が患者さんの限界になってしまっている。」という言葉は印象的で、出来ないから訓練をしないのではなく、患者さんに注意を向けてもらいながらセラピストが動きを誘導することの必要性を感じました。

お忙しい中講師を務めてくださった玉垣先生、参加者のみなさま、本日はありがとうございました。


投稿日:2015-11-22 | Posted in 過去セミナーNo Comments » 

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