注意障害の分類とそれぞれの評価について

 

脳卒中後の後遺症の一つに高次脳機能障害と呼ばれるものがあります。その高次脳機能障害の中でも注意障害は比較的高頻度に出現します。

今回は注意障害とは何なのか?どのような評価があり、どのようなアプローチ方法があるのかを少しまとめていきたいと思います。

注意障害の種類

注意障害の種類には大きく分けて4つあると言われています。



〇持続性注意障害

注意を一定の状態に保ち続けることが困難な状態。 注意の強さが変動しやすく保ち続けることが困難な場合がある。 断片的な活動はできることもあるが、活動全体には一貫性がないことや、まとまりが乏しいことがある。



〇選択性注意障害

複数の刺激から、特定の刺激を見つけ出すことができない。例えば無数の本が置いてある本棚から、読みたい参考書を見つけることができないなど。

注意を向ける機能で、障害されると注意に目的性や方向性がなくなる。



〇転換性注意障害

注意が特定のものに集中してしまいほかの対象に切り替えることができなくなった状態。

左右の大脳半球とも頭頂葉の損傷が重視されている。



〇配分性注意障害

複数の課題を同時に行ったり、順序よく実行することが難しくなった状態。

前頭葉損傷との関連が指摘されている






それぞれの注意障害に対する評価方法の例

〇持続性注意障害

・末梢試験  指定された文字・記号を末梢していく課題



〇選択性注意障害

・Stroop test  文字意味と文字色のように同時に目にする二つの情報が干渉しあう課題



〇転換性注意障害

・TMT検査(trailB) 数字とひらがなを交互に結ぶ課題



〇配分性〈容量〉注意障害

・7シリーズ 100から7の連続減算

 

など一部ではありますが簡単に紹介させていただきました。もっと詳細に評価するには様々な評価が必要となります


投稿日:2015-12-24 | Posted in OT通信No Comments » 

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