自助具を使用することで片手でも楽しく食事をする方法

脳卒中などにより片麻痺になってしまうと今まで行えていた日常生活動作がうまく行えなくなります。今回はその中でも食事動作に焦点をあて、自助具を使用することで食事動作をスムーズに行う方法を作業療法士が解説します。
食事の時に使用する自助具の紹介
○バネ付き箸
対象者:手の力が弱くなっている方、非利き手で使用する方
特徴:バネにより箸先が合うために食べ物を挟みやすい。軽い力や非利き手操作が拙劣な方でも箸を使用し食事を楽しめます。
価格:1500円~3000円で購入できます。




○スポンジ付きオールステンレスハンドル
対象者:リウマチで手が変形している方、力が入りにくい方
特徴:グリップが太くなっており握りやすいのが特徴です。また口に入れやすい角度に曲げるなどの調整も可能です。運動麻痺などで手の回内、回外運動が上手く行えない方にも使いやすいスプーンです。
価格:800円~1500円で購入できます。


○滑り止めマット
対象者:片麻痺の方
特徴:お茶碗や食器を持つことができないことで食器のズレを抑えてくれます。片手でスプーンなどを使用するときに滑り止めマットを敷いていると食事が行いやすくなります。
価格:800円~1200円




○食事用エプロン
対象者:食べこぼしが多い方、車いすで食事している方
特徴:首からかけて机までかけることができるため、食べこぼしが多い方も服を汚さず食事をとれます。自身で食事ができないかたを介護する時に使用するのも良いです。
価格:1000円~1500円で購入できます。



片手でも食事を行いやすくするコツ
片手で食事をするのは想像よりも難しいことです。片手で食事を行いやすくするためのコツについてまとめていきます。
○自助具を用いる
○姿勢を整える
○机の高さを整える

○自助具を用いる 片手での食事を楽しむために自助具を用いる方法があります。福祉用具はスプーンやお箸だけでなく食器やエプロンと幅広くありますので、自身にあった自助具を選ぶと良いです。

○姿勢を整える 片手で食事をすると身体が左右に傾くことがあります。車いすなどで食事をしている方で身体が傾く場合はクッションを入れるなど工夫すれば身体の傾きを抑えることができます。また骨盤が後傾している状態での食事も行いにくいです。上肢の操作性が悪くなるだけでなく誤嚥するリスクも高まるため注意が必要です。骨盤のところにクッションを入れることで姿勢が良くなりますので是非お試し下さい。 また車いすで食事をとる方はフットレストから足を下した方が安定するので食事がとりやすくなります。

○机の高さを整える 机の高さが高すぎても低すぎても食事が行いにくいです。そのため適切な高さに調整しましょう。 食事のとりやすい高さは「座高÷3-2」で計算できます。是非参考にしてください。

最後に
脳卒中などによる運動麻痺で片手が使えなくなった場合でも福祉用具や自助具を上手く使用することで、食事を楽しめます。食べる喜びをいつまでも感じられるような生活ができるように今回の記事を参考にしてください。

まとめ
○片手で食事をするのは難しい
○自助具や福祉用具を用いることで片手でも食事がしやすくなる
○食事は姿勢を整えることでとりやすくなる


投稿日:2017-11-27 | Posted in OT通信No Comments » 

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