認知症のこれから


認知症人口

WHO2012年に約3,560万人いる世界の認知症患者数は2030年に6,570万人と倍増し、2050年には11,540万人と3倍に増加するとの試算を発表しました。
                



日本でも65歳以上の高齢者人口は年々増加しており、厚生労働省が2010年に将来予測をたてたデータでは、日常生活自立度Ⅱ以降の認知症高齢者数が2015年には345万人、2020年には410万人、2025年は470万人という集計結果を発表しています。(この推計では要介護認定申請を行っていない認知症高齢者は含まれない)



今後療法士はより多くの認知症患者さんと関わっていくこととなると思います。
今回は少しでも役に立てばと思い、認知症のリハビリテーションについてまとめさせていただきました。


認知症の種類

まず現在の認知症の治療は大きく分けて2つあります。

1つが薬物療法、もう一つが非薬物療法です。主に療法士に関係するのは非薬物療法です。

まず、非薬物療法とは、生活の中で活動性を高め、規則正しい生活を行うことによって睡眠障害や問題行動を改善することです。

身体活動は精神活動に影響を与えると言われていますので、寝ていてばかりでは、精神機能低下をきたし、認知症が進行することがあると言われています。そのため非薬物療法では、ダンス、散歩、ラジオ体操、リズム体操、ストレッチなどの適度な運動が精神活動低下を防ぐと言われています。また昼夜逆転している患者さんでは運動により昼間起きている時間が増え、それとともに不眠、夜間せん妄も減少していきます。

また作業療法(家事、手工芸・工作)、レクレーション療法、園芸療法、音楽療法などの活動を通して、楽しい時間、感情体験をすることで、不安、イライラ感が減少し、問題行動が減ると考えられています。

 

認知症アプローチ方法

○認知症の方に対しての非薬物療法
4図1

 

バリデーション療法

バリデーション療法とは?

アルツハイマー型認知症および類似の認知症の高齢者とコミュニケーションを行うための方法の一つです。

認知症の高齢者に対して、尊敬と共感をもって関わることを基本とし、お年寄りの尊厳を回復し、引きこもりに陥らないように援助するコミュニケーション法です。

バリデーション14のテクニック

 図14

 

 

 

 


投稿日:2014-11-27 | Posted in OT通信No Comments » 

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