上肢機能に対する多角的アプローチ~心身機能・活動・参加をつなぐ~
本日は岡山にてリハガクセミナー「上肢機能に対する多角的アプローチ~心身機能・活動・参加をつなぐ」を開催致しました。
講師は島根リハビリテーション学院の専任教員で作業療法士の元廣惇先生に務めていただきました。
上肢機能へ介入するためには、手だけにアプローチするのではなく、まず手の自由を行うための土台となる姿勢制御を適切に促す必要があり、そこに対しどのようにアプローチすれば良いのかを実技を交えながら丁寧に教えていただきました。
他には、精緻把握、握力把握の違いや手内在筋に着目したアプローチ方法について積み木やペットボトル、お手玉などの物品を用いた実技でご説明いただきました。
最後は症例を通じ上肢機能をどのように考え、また生活や活動につなげていけば良いかを考える機会もあり、より臨床にいかすことのできる内容だったのではないでしょうか。
セラピストが筋肉や関節について考えることはもちろん大切ですが、その人が大切にしてきた動作や活動、人生や価値観についてを常に念頭に置き、評価の抽象度を変化させながら包括的に繋がりをもった関わりを行なっていくことが非常に重要であるということを強く感じさせられました。
ご講演してくださいました、元廣先生、アシスタントの先生方、積極的にセミナーにご参加くださいました受講生のみなさま、本日はありがとうございました。
投稿日:2016-07-24 | Posted in 過去セミナー | No Comments »