認知症の臨床的理解~根拠に基づいた評価・アプローチについて~
本日は大阪にて「認知症の臨床的理解~根拠に基づいた評価・アプローチについて~」というテーマでセミナーを開催しました。 今井病院の田中寛之先生、永田優馬先生に講師を務めていただきました。
午前中は田中先生に認知症ケア・リハの根底となります、パーソンセンタードケアについて研究データも用いながら分かりやすくお話していただきました。
続いて、永田先生に認知症を持つ方のQOLについてご説明していただきました。 普段からQOLが大事である!QOLを高めないとと思っておりましたが、いざQOLとは何だろう?と考えた際になかなかうまく説明できなかったり理解できない部分を丁寧にご説明していただきました。
午後からは田中先生より、認知機能障害についての理解や検査・評価・介入における考え方のポイントについてお話していただきました。
その後は、認知症の周辺症状をどのように理解するのか、どのように介入するのか、ADL症状をどう理解しどう介入していくのかというお話を中心に様々な研究や動画を用いて解説していただきました。
認知症がある、ないという視点だけでは具体的な介入にはなかなかつながりません。
その方一人ひとりの症状に対してなぜ?を深く追求することで見えてくるケアや介入があるということがわかり、療法士としてできる介入がまだまだたくさんあるんだなと気づくことができる研修会になったと思います。
講師を務めてくださった田中先生、永田先生、本日は貴重なご講演ありがとうございました。
投稿日:2016-09-04 | Posted in 過去セミナー | No Comments »